詰め将棋コーナー
自分で作った詰め将棋を掲載したいところですが、その力がないためプロ棋士の先生が作られた詰め将棋を掲載します。出展は、今から12年前の平成8年(段位は当時のもの)将棋世界より。どれもなかなか骨のある作品です。解けた方は、掲示板のほうに最終手(7手詰なら、最後の7手目)だけ記入お願いします。
一問目
いまや振り飛車の名手としてA級八段に君臨する久保利明先生の五段当時の作品。ちょっとした豆知識ですが、久保先生の趣味は野球。将棋連盟の野球部に所属してたりします。少し骨のある11手詰。振り飛車党なら解けるまで粘るべし。
二問目
高校時代から大ファンだった米長邦雄永世棋聖(当時九段)の作品です。米長先生の女神論には大変感銘を受けた記憶があります。自分にとっては消化試合の勝負でも、相手にとって命のかかった勝負には、同じ重さがかかっているのです。相手が死ぬ気で向かってくるなら、こちらも徹底的に叩く覚悟が必要なのです。血で血を洗う覚悟が必要ですね。
そんな米長先生には「矢倉は将棋の純文学」という有名な言葉があるのですが、実は奨励会時代の米長先生は、四間熊オンリーの腕力で勝っていくやや荒い将棋だったそうです。泥沼流の詰め将棋は、捕まりにくそうな中段玉を仕留める7手詰です。
三問目
とても穏やかで落ち着いた雰囲気をもつ、北浜健介七段の五段当時の作品。NHK杯などで、北浜先生の解説をご覧になったことがある方なら賛同いただけるはず。そんな先生は、詰め将棋を解く方もプロだったりします。詰め将棋に自信のあるプロ棋士や若手奨励会員が参加した詰め将棋大会で優勝経験がおありなのです。そんな先生の出題がこれ。11手詰です。
必死問題コーナー
出展は、昨年度の将棋世界からです。演歌歌手としてCDデビューまで果たした異色の天才棋士内藤国雄九段の作品です。1~3問目までが1手必死。4問目だけ3手必死です。
1問目 2問目
3問目 4問目